いつ:
2020-09-17 @ 14:00 – 16:00
2020-09-17T14:00:00+09:00
2020-09-17T16:00:00+09:00
どこで:
愛知県医師会館地下健康教育講堂
令和2年度救急医療医師研修会 @ 愛知県医師会館地下健康教育講堂

令和2年度救急医療医師研修会

日 時:令和2年9月17日(木) 14:00~16:00

場 所:愛知県医師会館 地下健康教育講堂

1. 会長挨拶
愛知県外科医会 会 長 佐藤 和郎
2. 講  演
座 長: 愛知県外科医会 副会長 細野 二郎

『女性の排尿診療~尿もれ、頻尿、骨盤臓器脱の悩みに答える~』
日本赤十字社 名古屋第一赤十字病院
女性泌尿器科部長 加藤 久美子 先生

3 抄  録

『女性の排尿診療:尿もれ・頻尿・骨盤臓器脱の悩みに答える』

名古屋第一赤十字病院 女性泌尿器科部長 加藤久美子

40歳以上の女性の尿失禁保有率は44%と男性の18%の倍以上です。尿失禁の代表的なタイプには、尿意切迫感(我慢のできない病的尿意)を伴う切迫性尿失禁、咳や運動で腹圧がかかると漏れる腹圧性尿失禁があります。前者は膀胱の不随意収縮を背景とする過活動膀胱の症状で、男女ともに加齢で増加します。後者は分娩などによる骨盤底脆弱化に起因し、女性で若い年代から悩みとなります。
過活動膀胱では、排尿日誌をもとに生活指導を行うほか、抗コリン薬、β3作動薬でかなりの効果があります。抗コリン薬を使う際は、口内乾燥、便秘の副作用を予め話しておくことが大切です。薬物療法で改善の得られない難治性過活動膀胱では、2020年4月からボツリヌス毒素膀胱壁内注射療法が保険適応となりました。
腹圧性尿失禁では骨盤底筋訓練の説明を行い、治療ニーズによって、尿道をポリプロピレンのテープで支えて尿失禁をふせぐ中部尿道スリング手術(TVT、TOT)を行います。骨盤底脆弱化で起きる疾患には、膀胱や子宮が腟壁と一緒に脱出する骨盤臓器脱もあります。骨盤底のヘルニアと呼ばれ、排尿困難や尿失禁を伴います。従来型手術に加えて、経腟メッシュ手術(TVM)、腹腔鏡下仙骨腟固定術(LSC)など選択肢が増えています。

※参加申込等につきましては「お知らせ」をご覧ください。